先日のブログで「通過点が続く未来ではなく、ゴールを目指す」と書きましたが、
目的と目標の違いって、そういう事ですね。
目的=ゴール
目標=ゴールに行くまでのいくつもの通過点・手段
そもそも人生の目的って何なのでしょうか。
宮越 大樹さんの
人生を変える!「コーチング脳」のつくり方
自分の中でぼんやりしていた所が見えてきた気がします。
Contents
人生を変える!「コーチング脳」のつくり方
人生を変える!「コーチング脳」のつくり方
営業関連の本を探していて出てきました。
著者の宮越 大樹さんは
アドラー心理学を基盤としたコーチングをされている方です。
「誰かにするコーチング」であっても、
基本はまず自分と向き合う所からなんですね。
後半はコーチングの事例になりますが、
前半は自分と向き合う事について書かれていて、
本を読みながら自分自身についてじっくり考える事が出来ます。
前提として、「人は望んでいるものになれる」と考える
アドラー心理学では、
「人は望んでいるものになれる」と考えるそうです。
実際に望んだ通りになれるかはわからない。
でも、そこであえて「望んだ通りになれる」という考えを選ぶ。
どうせ望みは叶わないと思っているのと、
望みを叶える事が出来ると思っているのでは、
行動も変わってきます。
考え方が行動を変え、結果を生む、という事ですね。
だからまず、
本当に自分が望んでいるものが何なのかを明確にする事が大切としています。
自分の本当の望みを理解していない事が原因で、
しっくりしない目標を立ててしまっている可能性があるのです。
そうすると当然結果も納得出来ないものになってしまいます。
コーチングでの人生の目的と目標
冒頭に
目的はゴール で
目標はゴールに行くまでのいくつもの通過点・手段 と書きましたが
じゃあ人生の目的って何なんでしょう。
ここは、コーチングにおいては全ての人に共通しているのかもしれません。
目的は「自分自身が幸せになること」で
目標は幸せになるための道しるべのようなもの としています。
目的や目標を他人目線・他人軸で考えていないか?
ここで気を留めたいのが、
自分が幸せになるための目的・目標なのに、
知らず知らずの内に他人目線・他人軸で設定してしまっていないか?
という所。
●評価されたい・期待に応えたい
●すごいと思われたい・認められたい
●嫌われない・失敗しない
●恥をかかないようにしたい
・・・・
これでは他人目線・他人軸の設定になってしまいます。
自分軸での目的・目標を意識したいですね。
自己実現と社会貢献は大きな要素
幸せになるという人生の目的の中に入る要素として重要なものが、
「自己実現」と「社会貢献」としています。
自己実現
「自己実現」は人に認められる事ではなく
自分が望んでいることに従って生き、理想とする存在に近づいていく。
ということ。
ここはすごく共感します。
私も自分の人生の大事な要素は自己実現だと思っています。
この本を読んで、
「ああ、それで良いんだ。間違って無いんだ」って思う事が出来ました。
人はそれぞれ生まれ持ったものも、興味を持つ対象も違います。
だから求める幸せも違ってきます。
「自己実現とは、自分が持っているものを活かしながら、
自分の求める理想に向かって成長する生き方」
と書いて下さっています。
すごく素敵な言葉じゃないですか?
社会貢献
私たちは所属への欲求や居場所があることへの安心感を求めます。
そしてアドラー心理学では、
居場所があるだけではなく、役に立てた時こそ幸せを感じる
としています。
ただ、ここで注意したい所が、
自分を犠牲にしてはいけない、という所ですね。
「所属への欲求」「貢献への欲求」はとても強いために、
自分を犠牲にしてでも得ようとしてしましいます。
これね。
すごくわかります。
人によって程度は違うと思いますが、
相当自分を犠牲にしないと、役に立てていると実感できない人がいる
という事です。
私は正にこのタイプでした。
その癖に気が付いたので、今はそんな風にはなりません^^
まずは自分の幸せを考える。
その次に組織や社会への貢献の両立を考える。
自分を大切にする事で、まわりの人にも
「自分を大切に生きよう」というメッセージを送る事が出来る。
としています。
本当にこの本は大切なメッセージがたくさん詰まっています。
幸せと自己実現・社会貢献を両立する
この本を読むまで、
「幸せ・自己実現」と「社会貢献」は
どこか切り離された違うものだと思っていました。
「幸せ・自己実現」にはどこか自分本位なイメージを持っていたし、
「社会貢献」にはどこか自己犠牲的な要素を感じたり、
無償で提供するもの、と思っていたんですね。
でも、この2つの要素の両立が幸せへの道であり、人生の重要な目的だとしています。
何を自己実現とし、何を社会貢献とするか
何を自己実現とし、何を社会貢献とするか。
その答えも教えて欲しいところですが
それは人によって違うので、答えは自分で見つけるしかなさそうです^^
自分の人生をどうやって歩んでいくか、
求める理想はどんなものなのか。
どうやって社会貢献出来るのか。
自分の幸せが自然と社会貢献に繋がる
自分で仕事をする様になってから
社会貢献について考える事がありました。
ところが考えてもしっくりくる言葉が見つからなかったんです。
この本を読んで
「まず自分が幸せであること」
その上で
「自己実現と社会貢献は両立出来るもの」
と分かったので、
今までより社会貢献を身近に感じる事が出来ている気がします。
これまでは、「社会貢献というのはすごい事をしないといけない」
と思っていたんですね^^
今は「自分が幸せでいる事」
「幸せのために自己実現する事」が
自然と社会貢献に繋がるのではと感じています。
幸せや人生の目的を考え直すきっかけに
とても良い本でした。
幸せや人生の目的を考え直すきっかけになりました。
コーチングに興味のない人でも、
自分自身のために読んで得るものがたくさんあると思います。
人生を変える!「コーチング脳」のつくり方 / 宮越 大樹 (著)
Kako